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第1回 うまいる味覚フェスタを開催しました
「第1回 うまいる味覚フェスタ!」を開催しました。
食関連の会員が育て作った食材を、ホテル黒部の天池三郎料理部長の技で魅力を引き立て、
この地域の食の底力を再認識する企画。
テーブルには10品もの料理が並び、参加した50名が舌鼓を打っています。
Tags: 農水
農業水産部会世話人会を行いました
8月20日(火)、農業水産部会世話人会を行いました。食を堪能する秋に向けて企画案を練り、10月6日(日)に会員の㈱システムサプライさんが行う「ITと農業の融合フォーラム~安全・安心・健康・美味しいを形に~」に協力することが決まりました。また、11月9日(土)18時~、会員が地元の食材を調理し、参加者に振る舞う「収穫感謝祭」を行う事も決まりました。
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トップファーム見学例会を開催
農業水産部会は27日、佐呂間町のトップファーム見学例会を開催しました。8200頭の牛と30名弱の従業員を束ねる井上登社長は、農場を継いで3代目。1994年に法人化。安定、安全な肉牛「サロマ牛」を販売しています。
自ら子牛の買い付けに足を運ぶ井上氏は「品質の良い肉は牛の健康が最も重要だ。子牛の食事は一頭ずつ管理し、健康にも気をくばる。これが食品の安心、安全につながる」と説明し、こだわり餌作りについて説明しました。
また、若い従業員が多いことについて触れ「私が子供の頃、農家にだけはなりたくなかった。しかし、牛と人と土地があれば仕事ができる酪農は、他の産業より恵まれていることも多いと感じる」と述べ、法人化により労働環境が安定したことなど、就農者が増えていることに笑顔を見せました。
最後に、農場HACCP取得に関して「本当に安心、安全な食品を目に見える形で消費者に届けたい。広大な北海道... もっと読む →
自然エネルギーの現状と可能性~オホーツク支部6月例会
オホーツク支部は27日に6月例会を開き、「自然エネルギーの現状と可能性」と題して北見工業大学の小原伸哉教授が講演しました。同氏はエネルギーシステム開発や熱工学研究が専門で、低温排熱回収によるガスハイドレート小温度差発電システムの研究開発も手掛けています。今回の例会はエネルギー問題を年間テーマに掲げている農業水産部会が設営を担当しました。
小原氏は「これまでは日本では原子力発電や火力発電の研究やシステム開発に力を注いできており、欧米諸国と比較しても、自然エネルギーの有用性や可能性についてはそれほど議論の的にはならなかった」と述べました。
ただ小原氏は、近年は次世代エネルギーの供給方法が模索されているとし、「北見地域においては畜産系、木質系、農業系など、石油に換算すると1年間に5600トンものバイオマスエネルギーの潜在量あるとされている。このように地域において未だ使われていないエネルギー... もっと読む →
オホーツクの資源を考える~3月例会
オホーツク支部は23日に例会を開き、農業に資する未利用資源の活用について学びました。
はじめに、オホーツク管内の農畜産系バイオマスと水産系バイオマスの実態について報告したオホーツク総合振興局の奥山氏は「畜産系バイオマスの利用は、西紋地域は耕種農家が少なく、畜産農家の自己利用率が高い。特に興部町・雄武町・西興部村ではほぼ100%に近い。東紋地域においても同様だ。ただ、北見地域では耕種農家が多く、耕畜連携が行われているために自己利用率は高くない」と述べ、斜網地区においては大規模畑作農家が多く、堆肥の需要が大きいことについても触れました。
また、水産系バイオマスについては「ホタテの貝殻はボイル処理後に粉砕加工し、土壌改良剤などとして公共工事やホタテ漁場の低質改良のほか、カキの稚貝を付着させ、海中で養殖するための原盤としても利用され、宮城県などに送られている。また、近年では硬さなど品質面で優れ... もっと読む →
ノースプレインファームを見学~農水部会・紋別地区会合同例会
農業水産部会と紋別地区会が合同で企画した例会は13日、興部町のノースプレインファームを見学しました。同社は1988年設立、オホーツクおこっぺ牛乳をはじめ、チーズや乳製品等の食品製造販売も手掛けるなど、酪農家の多角経営の草分け的存在として広く知られています。
大黒氏は、「小学生の頃に、地元でも牛乳を作っている牧場があるのに、なぜ給食には地元で搾った牛乳が出ないのだろうかと常々疑問を抱いていた。現在でもその想いが根底にある」と述べ、現在同社が生乳生産から食品製造販売、そしてレストラン経営に至っている背景について語りました。
さらに大黒氏は、「ニュージーランドをはじめとする酪農先進国を歩き、効率や規模拡大を徹底的に追及した姿を目の当たりにし、たしかに圧倒されたが、同時に利益至上に疑問をもった。日本でも、酪農は東京など首都圏近郊でやるのが一番経済効率がいい。しかしこの地で酪農を続け、生乳に高... もっと読む →
山田牧場で交流を深める
オホーツク支部は7日に農業水産部会と美幌地区会が合同で、山田牧場フェスタに参加し、親睦を深めました。当初は6日の開催を予定していた同企画は悪天候のため7日に順延。開催を待ちわびた多くの方が参加し、焼肉に舌鼓を打ちました。
自然エネルギーの可能性~農業水産部会7月例会
オホーツク支部農業水産部会(楢林克幸代表世話人)は今期、シリーズで「自然エネルギー」について学びます。第1回目として22日に例会を開き、北見工業大学の佐々木正史教授が講演しました。同氏は北大大学院修了後、大手自動車メーカーで燃料電池やガスタービンなどの動力システムについて研究してきました。
佐々木氏は「2050年、世界人口は90億人を突破するとの予想が出ている。世界人口の半分を有し、かつ人口増加率の高い中国やインドといった巨大国が生活水準を向上させ、先進国並みにエネルギーを消費するようになると、全世界のエネルギー消費量は一気に増大することが懸念されている。そう遠くない将来、石油は一次エネルギーとしての主役の座を明け渡すことになるだろう。しかし石油に代わる代替燃料が何になるのかはまだ確定できておらず、原子炉の安全性に対する不安感も払拭されていない。脱化石燃料方策は喫緊の課題だ」と述べまし... もっと読む →
農業を続けることは、故郷を守ること~はまほろ見学例会
農業水産部会・たんぽぽの会は28日に合同で6月例会を開き、佐呂間町のはまほろ(オホーツク支部会員)を見学しました。同社は秋小麦、甜菜、蕎麦を主力とし、経営面積は550haを有する国内最大の畑作法人です。また、全圃場の土壌診断の実施や、WEB-GISによる生産工程管理による精密農業に取組んでいます。
かつては13,500人を有した佐呂間町の人口は現在5,900人。同町の基幹産業の一つでもある農業の戸数も、ピーク時の1,200戸に対して現在は188戸まで減少しています。楢林氏は「当初は何の目標もなく周囲に流されるままに農業を継いだため、農業は嫌いでしかたなかった。ただ、地域の窮状を考えたとき、農業を続けて人を雇用していくことこそが自分自身が生まれ育った故郷を守ることだと気づいた。当時、仲間の農業者の離農も重なり、地域で農業を営む意味を考えされられた」と語り、平成20年の法人設立に至った経緯... もっと読む →
TPPを考える~農業水産部会3月例会
オホーツク支部農業水産部会(小久保謙代表世話人)は22日、3月例会を開き、「TPPとオホーツク農業」と題して、北海道オホーツク総合振興局の渋木圭介氏が話題提供しました。
渋木氏は「TPPとは物品貿易については原則として全品目にすぐに、あるいは段階的に関税を撤廃しようとするもので、サービス、知的財産、人材・労働力の移動、投資等のヒト、モノ、カネすべてを自由に移動できるようにしようという国家間の包括的協定」であると説明しました。
さらに渋木氏は「米、小麦、甜菜、馬鈴薯、酪農、肉用牛、豚の7品目で北海道とオホーツクに与える影響額を試算すると道では約2兆1千億円、オホーツクにおいても約4億円の影響が試算されている。雇用においても、約3万1千人が失業するのではないかとの試算も出ている」とし、TPP加盟により北海道の食糧自給率211%(カロリーベース)から7割減少するとの見方を示し「TPPについ... もっと読む →
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