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TPPを考える~農業水産部会3月例会

 オホーツク支部農業水産部会(小久保謙代表世話人)は22日、3月例会を開き、「TPPとオホーツク農業」と題して、北海道オホーツク総合振興局の渋木圭介氏が話題提供しました。
 渋木氏は「TPPとは物品貿易については原則として全品目にすぐに、あるいは段階的に関税を撤廃しようとするもので、サービス、知的財産、人材・労働力の移動、投資等のヒト、モノ、カネすべてを自由に移動できるようにしようという国家間の包括的協定」であると説明しました。
 さらに渋木氏は「米、小麦、甜菜、馬鈴薯、酪農、肉用牛、豚の7品目で北海道とオホーツクに与える影響額を試算すると道では約2兆1千億円、オホーツクにおいても約4億円の影響が試算されている。雇用においても、約3万1千人が失業するのではないかとの試算も出ている」とし、TPP加盟により北海道の食糧自給率211%(カロリーベース)から7割減少するとの見方を示し「TPPについては農業に対する影響のみがクローズアップされがちだが、地域医療や、製造業、その他様々な業種に多岐に渡って大きな変化をもたらすものだ」と述べました。

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