オホーツク支部は17日、旭川市に移動して9月例会を開き、北海道健誠社と臼井鋳鉄工業を見学しました。
1992年創業の北海道健誠社は道内で幅広くリネンサプライ・クリーニング業を展開しています。同社は木のチップなどを燃焼させて生成した蒸気をクリーニングの熱源に活用し、環境にもやさしい企業づくりを進めています。また、障がい者雇用の積極推進と社会福祉サービスの展開など様々な分野で活躍する企業です。
瀧野専務は「企業の役割は個人の成長を促進させることにあるのではないか。そのためには社員個人の役割を明確にして、個人の貢献をチームの成果に結びつけるためにどうするのかを考えなければならない」と語りました。加えてリーダーの役割について触れた瀧野氏は、「できない社員がいるのではなく、教え方が下手なリーダーいるのだ。リーダーは社員ができないことを教えるのではなく、彼らができることを探し出し、個人が持つ強みを引き出すことにあるのではないか」と強調し、個々人に強みは必ずあり、引き出すためにはぶつかりあうことも重要だと述べました。
現在の臼井憲之社長は4代目。臼井鋳鉄工業は大正14年に創業し、当初は船舶用の鋳物部品の製造からスタート。現在は主にマンホールの製造を展開しています。平成14年からは長年培った鋳物技術を活かし、高音質の鋳物スピーカーの製造をはじめています。本業を大事にし、既存の技術を活かした新事業への展開について臼井氏は、「頭の中で考えているだけでは何も発展しない。重要なのは実際に動き出してみること。そうすれば新しい道を切り拓くことができる」と強調しました。
参加者は3月にオープンしたギャラリーCASTRONで、鋳物スピーカーが奏でるクリアな音に酔いしれました。
★北海道健誠社のホームページはこちらです
http://www.kenseisya.co.jp/
★臼井鋳鉄工業のホームページはこちらです
http://www.usui-cast.co.jp/