近年中小企業経営者の高齢化が進展しており、円滑な事業承継の重要性はますます高まっています。オホーツク支部では事業承継の準備と心構えを考えようと、3月例会を開催しました。
ファイナンシャルプランナーとして活躍しているアップデートの田村氏は、「経営者交代という人間的レベルの継承から、資産の承継、そして企業の社会的位置づけの承継という社会的レベルの継承まである。そして、事業を継承するのか、企業を継承するのかを考えることも必要ではないか。」と問題提起しました。
さらに田村氏は「承継する際に、専門家にすべてを任せ、株価の操作などテクニックを講じることよりも、今の経営者の想いをどれだけ乗せて継承できるかということが重要だ。誰にどのタイミングで引き継ぐのかを考えておく必要がある」と述べ、たとえ構成員が変わっても、企業は生き続けるものであると話しました。
問題提起を受けて、討論テーマである「あなたの会社は事業承継しますか」に基づいて活発な討論をしました。