青年部北昴輝学舎は16日、第3回総会を開き、2010年度の活動、決算報告及び、2011年度の活動方針案、予算案を採択し、代表には佐藤博一氏(サプテック代表取締役)が再任しました。総会後、「何故社員は辞めていくのか?~経営指針と人間尊重の経営」と題して、フレアサービスの西村氏が記念講演に立ちました。同社は1999年創業。高齢者および病態者の配食サービス、幼稚園給食サービスを展開し、3年前には札幌にも進出するなど事業を拡大しています。
西村氏は創業当初について、「会社を作って3年ほど経ったとき徐々に売上も上がり、はじめて正社員を雇用することもでき、取引先とも良好な関係を築くことができた。売上が上がっているから当然私自身の給料も良くなった。しかし、当時は社会に貢献しようとか顧客に喜ばれたいということより、カネを稼ぎ、私利私欲のために会社を動かすことが経営者として当たり前だと思っていた。また、明確な社内規定もなく、理念もなく経営者としての甘さがあった」と述べ、労使関係も悪く次々に社員が辞めていく会社だったと回顧しました。
社内改革に取り組み、同友会の経営指針研究会でも学びはじめた西村氏は、「同友会が掲げる労使見解は理想的な部分でもあるが非常に重要な考え方だ。同時に経営指針を成文化し、自社の方向を明確にするということは、経営者自身にとってはもちろん、自社で働く社員に対しても厳しいことを要求していかなければならないのだと思っている。その上で従業員とともに会社をつくりあげていかなければならない」と強調しました。
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