斜里地区会は17日に例会を開き、中小企業基盤整備機構の高橋正也氏が講演しました。同氏は地域支援ネットコーディネーターとして中小企業の経営課題解決に向けて活躍しています。
高橋氏は「かつては高給を貰うことがモチベーションの源泉の一つと考えられていたが、近年の様々な調査によると、必ずしもそうではないことが明らかになっている。仕事を与えられ、それを達成することや、仕事を通じて自己成長に繋がることが重要な要素であるとされている。また、組織の方針や方向性が明確になっているか、そしてそれに向かって組織を引っ張る管理者がいるかどうかを重視している社員が多くなってきている」と述べ、モチベーションの源泉が変化してきていると語りました。
加えて氏は「管理者に求められる姿勢の一つとして、”ノウハウ”を教えるのではなく、なぜその仕事をしなければならないか、”ノウホワイ”を教えていく必要がある。与えられた仕事に社会的意義があり、達成することによって自己実現に繋がるものであることを社員に伝えていくことが肝要だ」と強調しました。