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自然エネルギーの現状と可能性~オホーツク支部6月例会

 オホーツク支部は27日に6月例会を開き、「自然エネルギーの現状と可能性」と題して北見工業大学の小原伸哉教授が講演しました。同氏はエネルギーシステム開発や熱工学研究が専門で、低温排熱回収によるガスハイドレート小温度差発電システムの研究開発も手掛けています。今回の例会はエネルギー問題を年間テーマに掲げている農業水産部会が設営を担当しました。

 小原氏は「これまでは日本では原子力発電や火力発電の研究やシステム開発に力を注いできており、欧米諸国と比較しても、自然エネルギーの有用性や可能性についてはそれほど議論の的にはならなかった」と述べました。
 ただ小原氏は、近年は次世代エネルギーの供給方法が模索されているとし、「北見地域においては畜産系、木質系、農業系など、石油に換算すると1年間に5600トンものバイオマスエネルギーの潜在量あるとされている。このように地域において未だ使われていないエネルギー資源を有効活用し、エネルギーの地産地消を図るような仕組みづくりが重要視されている。地域において様々な分野の人が協力していくことが肝要だ」と強調しました。

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