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自然エネルギーの可能性~農業水産部会7月例会

 オホーツク支部農業水産部会(楢林克幸代表世話人)は今期、シリーズで「自然エネルギー」について学びます。第1回目として22日に例会を開き、北見工業大学の佐々木正史教授が講演しました。同氏は北大大学院修了後、大手自動車メーカーで燃料電池やガスタービンなどの動力システムについて研究してきました。

 佐々木氏は「2050年、世界人口は90億人を突破するとの予想が出ている。世界人口の半分を有し、かつ人口増加率の高い中国やインドといった巨大国が生活水準を向上させ、先進国並みにエネルギーを消費するようになると、全世界のエネルギー消費量は一気に増大することが懸念されている。そう遠くない将来、石油は一次エネルギーとしての主役の座を明け渡すことになるだろう。しかし石油に代わる代替燃料が何になるのかはまだ確定できておらず、原子炉の安全性に対する不安感も払拭されていない。脱化石燃料方策は喫緊の課題だ」と述べました。
 また、佐々木氏はメタンハイドレートについて触れ「埋蔵量は石油・天然ガス、石炭など化石燃料の総量の2倍以上あるとは言われているが、現在は採掘技術が確立されておらず、可採埋蔵量の推定には至っていない。もしメタンハイドレートの資源化に成功すれば代替燃料としての期待が大きい」と述べ、その可能性を示唆しました。

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2 Responses to " 自然エネルギーの可能性~農業水産部会7月例会 "

  1. 燃料電池が、早く出来て商業ベースになって欲しいものです。
    何からエネルギーを取り出すかが、問題ですね。

  2. 燃料電池が、早く出来て商業ベースになって欲しいものです。

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