オホーツク支部は7月30日、「数字に強くなるセミナー」と題して決算書の見方を学ぶ財務講座を開催しました。伊東会計事務所の伊東隆志氏が講師を務め、2講に渡って開かれる同セミナー。第1講は損益分岐点を中心に学びました。
伊東氏は「年度ごとの決算日の財産を表し、会社の資金を把握するのが貸借対照表。年度内の利益計算とともに、どこで利益が出ているのかを把握するのが損益計算書だ」と決算書の基礎である貸借対照表と損益計算書の役割を説明。また、「利益を追求するうえで重要なポイントが、固定費と粗利益によって求められる損益分岐点だ。様々な数値を当てはめたうえで何度もシュミレーションし、利益の出る数値を知ることも重要だ」と述べました。
さらに、損益分岐点への理解を深めるため、仮想の会社を元にシュミレーションを行った伊東氏は「売上が同じでも、固定費と変動費のバランスにより、利益の出方はまったく異なるものになる。経営者として、自社の商売のあり方を把握しておくことも重要だ」とし、第1講を締め括りました。