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下元氏が報告~プラチナ会第8回例会

 オホーツク支部プラチナ会(笹川和廣代表世話人)は19日に第8回例会を開きました。先に開催した同会世話人会の中で「若手の活躍の場を作るのも我々の大きな役割だ」と議論され、シモモト工芸社の下元会長が話題提供しました。同社は昭和46年創業。平成7年に前社長の急逝に伴い、下元氏が代表として会社を牽引してきました。下元氏は当時を「同友会で後継者問題の勉強をしたら、実際に私自身が後継者になった。突然のことではあったが、社員の技術を信じやれるだけやってみようとその一心でこれまでやってきた。事業を続けるのなら北見に戻るという息子の力強い言葉もあり、続けてこられたのかも知れない」と振り返りました。
 さらに下元氏は「平成12年頃から室内デザイン等の新規事業も受け入れられ、非常に忙しい時期が続いた。ところが、社内で様々な問題が表面化してきた。信頼していた社員の退職、人間関係のゆがみなど、私自身が外に出ることが多く、深刻になるまで気づかなかった。会社は一人では成立しない。社員と一緒になって動かすから会社なのだということを痛感させられた」と語りました。
 また、今後について触れた下元氏は「会社は17年目を迎えた。若い社長を支えていくことが私の仕事の一つ。課題は多いが、窮地でこそ這い上がろうとする強さを発揮するのが人間であり会社であると思う。できることから即実行し、これからも社員と一体になって企業経営していきたい」と意欲を述べました。

 その後参加者の皆さんで、「事業承継をどう考えるか」「若手社員の活躍の場づくり」「社員教育のあり方」等、活発な意見交換をしました。

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