プラチナ会は8月9日に第14回例会を開催し、鉄スクラップなどの再生資源の卸売業を展開している三栄紙料の和田修一氏が「鉄くずの価格と日本経済」と題して報告しました。
和田氏は「日々変化する鉄の価格は、世界の動きに影響を受けやすい。経済成長とともに価格が上昇する傾向にある」とし、ここ10年の鉄の価格について説明。これに伴い、「日本経済の低迷が鉄くず価格の下落、業界の不振につながる恐れがある」と指摘しました。その一方「最新鋭の設備投資で、より有効な資源活用が可能となった。再生資源は今後さらに注目されるだろう」と業界の展望を語りました。