オホーツク支部は、身近な社会問題に鋭く迫る「上野塾」を開講しています。２２日、シリーズ最終回の第４講を開き、「遺産相続」について考えました。

上野氏は、１９５３年に製作された映画「東京物語」をもとに基本的な遺産の相続配分について説明。近年、遺産相続に関する相談が増加していることに触れ「１９５３年当時は、家系図に書いたような大家庭が一般的であり、相続者も明確であった。現代は核家族化が進んでおり、同居人や家庭環境によっては、相続配分が異なってくるケースもある。必要最低限の知識を身につけておくことが大切だ」と述べました。

また、「中小企業経営者は、事業の相続が遺産相続の問題と重なることも少なくない。このことを念頭に置き、円滑な事業継承を進めてほしい」と参加者に訴えました。