オホーツク支部は19日に2012年新年交礼会を開き、同友会会員をはじめ、行政、経済団体、金融機関など各界の来賓あわせて80名が盛大に新年を祝しました。また、新年交礼会に先立って開催された新春講演会では、浜中町農業協同組合の石橋榮紀氏が演台に立ち、「浜中町農協の挑戦~地域を支える人づくり」と題して講演しました。
浜中農協の牛乳は、ハーゲンダッツのアイスクリームやカルピスの原料として使われています。石橋氏は、「農業という産業を活性化することで農村に人が戻り、地域経済が活性化する。人を育てること、それが課せられた使命だ。」と述べ、氏を中心に浜中農協が取り組んだ酪農技術センターの設立、研修牧場創設、酪農王国の設立の3つの事例について触れました。さらに「従業員はトップが右往左往するようだと不安でならない。経営者は覚悟を決め、転原自在の思考で積極果敢に挑戦していかなければならない」と強調しました。
講演後の新年交礼会で冒頭の挨拶に立った海田支部長は、「同友会はよい会社をつくる、よい経営者になる、よい経営環境をつくるという3つの目的に沿って自主的に学ぶ場だ。オホーツク支部にとって2012年は支部設立30周年の年であり、一つの節目に当たる。会員の皆さんが同友会に入っていて良かったと心から思えるような会にしていきたい」と年頭の所感を述べ、新しい1年の幕開けにふさわしく会員間、各機関の来賓の皆さんと交流を深めました。
★当日の来賓は以下の通り(順不同)
北海道オホーツク総合振興局副局長(中村進氏)、北見市市長(小谷毎彦氏)、北見商工会議所専務理事(山崎基司氏)、留辺蘂商工会議所会頭(加藤建一氏)、きたみ市商工会会長(向井聖一氏)、日本政策金融公庫国民生活事業統括(加野浩之氏)、北洋銀行北見中央支店副支店長(神田尚弘氏)、北海道銀行北見支店支店長(大木孝志氏)、北見信用金庫専務理事(今村一喜氏)、網走信用金庫北見支店支店長(吉江仁氏)、遠軽信用金庫北見支店支店長(福浦啓二氏)、浜中町農業協同組合代表理事組合長(石橋榮紀氏)、北海道中小企業家同友会代表理事・ダテハキ取締役会長(守和彦氏) 以上13名