9月17日、(一社)北海道中小企業家同友会 オホーツク支部9月例会が開催され、「オホーツクビジョン」のイメージアイコンのデザインが審査員の審査と出席した会員の投票で決定しました。選ばれたのは、北見市の(株)井上憲吾さんの作品です。
イメージアイコンは「オホーツクビジョン」で掲げた19の方針を図案で分かりやすく表したアイコンにすることで、企業・団体がそれぞれの活動で利用しやすくなることを企図して、7月4日からデザインを公募しましたが、全国から 16点の応募があり、西野寛明さんら5人の審査員による審査と、9月17日に行われた同友会例会に参加した会員による投票の結果、井上さんの作品を採用することになりました。
■「オホーツクビジョン 」 アイコンデザインコンペの結果
◇最優秀賞 (賞金 10万円) 北見市 井上 憲吾 氏
◇優秀賞( 賞金 3万円) 北見市 高橋 政幸 氏
(同上) 北見市 吉岡 大 氏
最優秀作品はこちら(PDF)
■採用作品と〝オホーツクビジョン〟
オホーツクビジョンの目的 オホーツク地域が雄大な自然と共に持続可能な発展を遂げ、 住民一人ひとりが幸福で豊かな暮らしを営み、人生を謳歌すること
オホーツクビジョンの目指す姿1 『人・地域・自然とのつながり』 母なるオホーツクの自然に感謝し、ふるさとを想う気持ちで結ばれた人と人が多様性を認め支え合い、地域と地域が活発な交流で高め合う「関係づくり」
1-1.地域を元気にするコミュニティーの活性化
1-2.地域内外の新しいネットワークの形成
1-3.多様な連携と共働ができる社会システムの実現
1-4.畏敬の念を持ちながら一人ひとりが参加する自然保護
1-5.天然資源を保全し活用する持続可能な仕組みづくり
オホーツクビジョンの目指す姿2 『一人ひとりの豊かさ』 新しい時代を切り拓く知性・感性と、真の豊かさを知る寛容な心、そして生涯元気な身体を持つ「人づくり」
2-1.心身の基礎を培う自然体験
2-2.地域の特性を活かした体験学習
2-3.先人から継承した地域の歴史教育
2-4.心身を鍛えるスポーツ振興
2-5.想像力を育む文化活動振興
2-6.生きがいを支える生涯学習
2-7.生涯いきいき活躍できる健康生活
オホーツクビジョンの目指す姿3 『社会経済環境の充実』持続可能で自立した元気な経済、世代を超えて安心して暮らせる社会と、次代に向けた新しいオホーツク文化の創造を目指す「環境づくり」
3-1.地域資源の高付加価値化と地消地産※
3-2.持続可能で効率的な社会基盤の形成
3-3.誰もが魅力を感じる労働環境の実現
3-4.安心して出産、子育てができる環境の整備
3-5.時代を先導する医療・福祉の推進
3-6.愛着が湧く文化的なまちづくり
3-7.自然の恩恵と生活の質を大切にする暮らしのすすめ
■選考審査委員
・ (一社) 北海道中小企業家同友会オホーツク支部 支部長 田村 友朗 氏
・ アーティスト、絵本作家 池谷 剛一氏
・ シリエトクノート 中山 芳子氏
・ DEAR GRAM 萱場 あすか氏
・ 写真家 松井 宏樹氏
・ (株)ロジカル 代表取締役 西野 寛明氏
(順不同)
■審査委員代表 講評 西野寛明氏(株式会社ロジカル代表取締役)
「オホーツクビジョンのアイコンは、オホーツクらしいデザインとなっていることが重要です。また、ビジョンの大きな3つの方針をわかりやすく示す配色もポイントになりました。加えて、オホーツクは、オホーツク人、アイヌ民族、和人の多民族によって作られた歴史文化が特徴であり、自然、食、文化、コミュニティーの豊かさの再認識がビジョンの大きな方向性になっています。井上さんの作品は、①ビジョンの3つの方針を分かりやすく示す配色になっている②各項目の内容が個々のアイコンデザインに表現されている③オホーツクのアイデンティである、民俗感・歴史感・自然観が表現されている④一見して強い印象を与える―などが高く評価されました」